千葉県市川市の生活保護
生活保護とは、国民の生存権を保障している日本国憲法第25条の理念に基づいて、健康で文化的な最低限度の生活を保障するために、経済的に困窮している人を国が支援する制度のことをいいます。
千葉県市川市の概要
市川市は、千葉県の北西部にある人口およそ50万人の都市で、東京都とも境界を接しています。古代には下総国府が置かれ、中世、里見氏と後北条氏が争った国府台合戦でも有名です。また、迫害を受けた日蓮を保護した武士・富木常忍の屋敷があったことから、日蓮宗の大本山・中山法華経寺も建てられています。JRや地下鉄、京成電鉄、北総鉄道といった鉄道路線に加え、首都高速湾岸線、東関東自動車道、京葉道路、東京外環自動車道のような高速道路も輻輳する交通の要衝で、東京のベッドタウンとして発展しています。
千葉県市川市の生活保護の手続
千葉県市川市で生活保護を受けたい場合には、市川市福祉事務所の窓口で申請手続をすることが必要です。 申請後、ケースワーカーが生活保護法に基づく調査をした上で、おおむね2週間から1か月のうちに保護開始を決定します。 ただし、国の定める生活保護の基準に満たない場合には、生活保護が受けられない(申請が却下される)ことがあります。
市川市福祉事務所の地図
〒272-8501 千葉県千葉県市川市南八幡2丁目20番2号 市川市役所第二庁舎
電話番号:047-383-9561
※ 代表番号の場合はオペレーターに「生活保護担当」と告げてください。
千葉県市川市の生活保護の支給金額
千葉県市川市は「1級地-2」と定められています。 保護費は自治体ごとに定められた級地と、世帯の人数、家族それぞれの年齢などによって異なります。
たとえば、千葉県市川市で72歳の単身世帯の場合、
- 第1類費:食べ物や衣服などの個人ごとに必要な費用
- 第2類費:光熱水費や家具などの世帯全体として必要な費用
住居の家賃や間代、地代、補修費用などに充てるための「住宅扶助」
とをあわせた保護費の金額は、次の表のように計算します。
区分 | 1か月当たりの基準額 | |
---|---|---|
生活扶助 | 基準額(第1類) | 年齢別:70~74歳 45,060円 ×逓減率1.00 |
基準額(第2類) | 世帯人員:1人 27,790円 | |
特例加算 | 1,000円 | |
経過的加算 | 0円 | |
住宅扶助 | 千葉県1級地 | 46,000円 [注意] |
計 | 119,850円 |
※ この支給金額の表は令和5年10月1日改正の生活保護の基準をもとにしています。
※ 単身世帯で床面積15平方メートル以下の場合や特別基準額が適用される場合(通常の1.3倍までの範囲で増額)には、住宅扶助の限度額が上記の表とは異なります。
これらに加えて、
- 冬季の灯油代・暖房代として地域ごとに決められた「地区別冬季加算」
- 年末に増えがちな食費やその他の雑費に対応するための「期末一時扶助」
- 病気・けがの診察料や薬代などの「医療扶助」(現物支給)
- 児童を養育している場合の「児童養育加算」、母子家庭の場合の「母子加算」、世帯に障害者や要介護者がいる場合の「障害者加算」や「介護保険料加算」
よりくわしくは次のページを参照してください。
※ 実際にもらえる金額はさまざまな例外によって上記の表よりもさらに複雑ですので、くわしくは福祉事務所にお問い合わせください。
生活扶助基準の見直し
生活扶助の基準となる金額は、一般低所得世帯の消費実態とのバランスを図ることを目的として、5年に1回の割合で見直しが行われることになっています。この見直しの作業は、生活保護制度を所管している厚生労働省の社会保障審議会生活保護基準部会において、全国家計構造調査などの客観的なデータをもとにして行われます。