青森県青森市の生活保護
生活保護とは、病気や身体の障害などによって困窮した場合について、国が健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立した生活ができるように援助する制度のことをいいます。
青森県青森市の概要
青森市は、青森県の中央にある人口およそ27万人の都市です。青森県の県庁所在地であり、地方自治法の中核市に指定されています。気候は冷涼で夏場は過ごしやすものの、冬場は人口密集都市としては有数の豪雪地帯といえます。青森湾に面して青森港があり、青函フェリーが運航しているほか、市内にはJR東北新幹線、北海道新幹線、奥羽本線、津軽線、青い森鉄道線などの鉄道や、東北自動車道、青森自動車道、津軽自動車道、みちのく有料道路などの道路が走り、交通の要衝となっています。観光面ではユネスコ世界文化遺産である三内丸山遺跡、盛夏に行われる青森ねぶた祭りなどが有名です。
青森県青森市の生活保護の手続
青森県青森市で生活保護を受けたい場合には、青森市福祉事務所の窓口で申請手続をすることが必要です。 申請後、ケースワーカーが生活保護法に基づく調査をした上で、おおむね2週間から1か月のうちに保護開始を決定します。 ただし、国の定める生活保護の基準に満たない場合には、生活保護が受けられない(申請が却下される)ことがあります。
青森市福祉事務所の地図
青森県青森市の生活保護の支給金額
青森県青森市は「2級地-1」と定められています。 保護費は自治体ごとに定められた級地と、世帯の人数、家族それぞれの年齢などによって異なります。
たとえば、青森県青森市で66歳の単身世帯の場合、
- 第1類費:食べ物や衣服などの個人ごとに必要な費用
- 第2類費:光熱水費や家具などの世帯全体として必要な費用
住居の家賃や間代、地代、補修費用などに充てるための「住宅扶助」
とをあわせた保護費の金額は、次の表のように計算します。
区分 | 1か月当たりの基準額 | |
---|---|---|
生活扶助 | 基準額(第1類) | 年齢別:65~69歳 43,200円×逓減率1.00 |
基準額(第2類) | 世帯人員:1人 27,790円 | |
特例加算 | 1,000円 | |
経過的加算 | 0円 | |
住宅扶助 | 中核市(青森市) | 31,000円 |
計 | 102,990円 |
※ この支給金額の表は令和5年10月1日改正の生活保護の基準をもとにしています。
※ 単身世帯で床面積15平方メートル以下の場合や特別基準額が適用される場合(通常の1.3倍までの範囲で増額)には、住宅扶助の限度額が上記の表とは異なります。
これらに加えて、
- 冬季の灯油代・暖房代として地域ごとに決められた「地区別冬季加算」
- 年末に増えがちな食費やその他の雑費に対応するための「期末一時扶助」
- 病気・けがの診察料や薬代などの「医療扶助」(現物支給)
- 児童を養育している場合の「児童養育加算」、母子家庭の場合の「母子加算」、世帯に障害者や要介護者がいる場合の「障害者加算」や「介護保険料加算」
よりくわしくは次のページを参照してください。
※ 実際にもらえる金額はさまざまな例外によって上記の表よりもさらに複雑ですので、くわしくは福祉事務所にお問い合わせください。
生活保護の医療扶助のオンライン資格確認導入にともなう受給者番号変更
令和6年3月に生活保護の医療扶助のオンライン資格確認が導入されることにともない、生活保護を受けているすべての人の受給者番号が、令和5年9月以降に発行される医療券・調剤券・介護券から変更となっています。